中国で成功する秘訣
こんにちわ。日中エンタメプロデューサーの大里です。
記念すべき第1回目のブログです。初回という事でテーマが気負い過ぎだろうと自分でも思ってしまいますが、初回だからこそ、最も話したいテーマにしました。
私はコナミ時代からアクセスブライト時代まで、様々な中国案件やプロジェクトをやってきました。そして、成功の秘訣を一つあげるとしたら、私はこう答えます。
「旬なうちにやる」
すごいシンプルなんですけど、当たり前じゃん!という事なんですけど、これが中国市場進出という事になると、なかなか実践できないんです。
なかなか実践できない理由も至ってシンプルです。
一つは、ほとんどのコンテンツにとって旬なタイミングというのは、日本マーケットで「全開バリバリ」「イケイケどんどん」だからです。中国市場向けのアクションは、いざ日本市場向けと天秤に掛ける判断になると、優先度が下がるります。
二つは、「難しい市場」「悪い噂も聞く」「あまり情報がない」「経験値も無い」という中国マーケットに対して、どうしても慎重になり、時間を掛かけてしまいます。「いざ出陣!」という時には、タイミングを失っているパターンを何度も見てきました。
私は、コナミで「波頭をとらえる」という言葉をずっと聞いてきました。
アンテナを貼って待ち、「ニーズ」として表れたら的確に掴む。水鳥が水面で獲物を捕る時と同じだと教わりました。中国市場は日本市場より更に流れが早いので、「ニーズ」が表れる瞬間があっという間に去っていきます。なので、より一層「タイミング」が市場進出の成否を分けます。中国市場でエンタメコンテンツをやればやるほど、「波頭をとらえる」 重要さを身に染みて感じます。
例えば、
「君の名は」(日本劇場公開から三か月後に中国劇場公開)
「米津玄師」(NHK紅白歌合戦出演から3ヶ月後に上海公演)
は、正に 「旬なうちに」やった成功ケースといえます。
日本市場も大事です。慎重さも大事です。そこは間違いなくその通り。
そこを大事しながら「旬」を逃さずやるには、中国エンタメの経験がある会社や個人を上手く使ってもらいたいと思います。周り道せず、余計な心配もせず、時間をかなり節約できます。最後は営業っぽくなり恐縮ですが、是非、「旬なうちにやる」 を抑えて頂ければと思っています。
今回のブログいかがだったでしょうか?
何かのお役にて立てたならば、光栄です。
感想やツッコミ、アドバイス、リクエスト何でもお待ちしております。
次回テーマは、「ライブエンターテイメントが熱い」です。
コロナ禍とは逆をいくテーマですが、これも私が今どうしても伝えたい事です。
初回と2回目で全てを出し尽くしてしまいそうで不安ですが、次回も読んで頂けましたら幸いです。
大里
日中エンタメプロデューサー
大里 雄二Yuji Osato
1977年生まれ。東京都在住。
エンタメコンテンツの中国進出を支援する専門家。
エンタメ業界歴20年。中国エンタメ歴15年。
エンタメコンテンツの中国進出実績50件以上。
中国エンタメ市場に特化したコンテンツビジネスプロデューサー、エンタメビジネスコンサルタントとして活動中。